国を挙げてのパンデミックとの戦いが続く中、アジア人を標的としたヘイトクライムが増加しており、2週間前には、アトランタで悲劇的な銃撃事件が起きました。昨年一年間で、約4000件のアジア系アメリカ人を標的としたヘイトクライムが報告されており、特に高齢女性を狙った犯罪が増えています (Stop AAPI Hate 2021)。
Keiroでは高齢者の安全と健康を最重要課題として、地域のコミュニティ団体と連携し、公共での安全と意識向上に努めて参ります。
ヘイトクライムを見たら、経験したら、こちらへ報告をお願いいたします:https://stopaapihate.typeform.com/to/RYWuSSQc
1. 外出時に気を付けるべきポイント
Little Tokyo Service Center(リトル東京サービスセンター)と協力し、意識向上と人々の安全を守るため、複数の言語で安全でいるための以下のアドバイスを広く拡散しています。以下5つのポイントをぜひすべてのコミュニティメンバーの方に共有いただきたく、ご協力お願いいたします。また、外出することを恐れるべきではありませんが、十分周囲に目を配り、警戒を怠らないようにする必要があります。
5つのポイント
- 周囲に目を配る。 携帯等注意が散漫になりがちなものは使用を控える。
- 用事がある場合は可能な限り複数人で行動する。
- 尾行されたり、脅されている場合は大きくはっきりとした声を使う。
- 助けを求める。必要であれば救急(911)に連絡するよう周りにお願いする。
- 起きた出来事を信頼できる人に共有する。アジア人を標的としたヘイトクライムを目撃・体験した場合(犯罪の域でない場合でも)はstopaapihate.orgへ報告することが大切です。Stop AAPI Hateは、全米で起きているアジア人を標的としたヘイトクライムの体験を収集しているコミュニティグループです。
安全に関するフライヤ
以下、外出時の安全ポイントをまとめたフライヤです。こちらはリトル東京サービスセンターと協力して共同で提供しています。以下5つの言語で閲覧可能です:
状況把握に関するフライヤ
基本的なところではありますが、外出時に身の回りの状況をしっかり理解する習慣をつけることは安全な生活を保つことにつながります。ポイントをまとめたフライヤを作成しました。
目撃と報告に関するフライヤ
目撃や報告に関するアドバイスもまとめました:
2. 英語での安全に関連するセミナー
Keiroでは、安全への意識を高めていただき、より安心して外出していただけるよう、アドバイスやガイドラインをお伝えするオンラインウェビナーを英語で開催しました。以下ビデオで閲覧可能です。
Situational Awareness with Ron Ito (状況認識の大切さ)
自身の身の回りの状況を理解する、シチュエーショナル・アウェアネス(状況認識)は個人の安全を考慮するうえで非常に大切なコンセプトです。元LAPD刑事のロン・イトウ氏にQ&Aスタイルで英語にてお話いただきました。
Observe and Report with Brian Kito(観察・報告について)
安全セミナー2回目はリトル東京の交番からブライアン・キトウ氏を招き、状況を観察したうえで報告や通報する際のポイントについて英語でお話しいただきました。
3. リトル東京公共安全協会(交番)との連携・支援
何千人もの高齢のアジア系アメリカ人が暮らすリトル東京での安全強化に貢献するべく、Little Tokyo Public Safety Association(リトル東京公共安全協会)/交番と連携しています。