Keiroの2025年度、助成金プログラムの申請書およびガイドラインが発表されました。助成金の申請書提出期限は2024年、9月6日になります。
今年の助成金プログラムは再び、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラ郡の日系アメリカ人および日本人コミュニティの高齢者とその介護者の生活の質を向上させるプログラム、サービス、プロジェクトに焦点をあてます。
Keiroは私達コミュニティの高齢者とその介護者の以下の要素が含まれる「 生活の質」(クオリティ・オブ・ライフを向上するため、各種プログラムやサービスの提供に加え、協力やパートナーシップを通じてミッションを遂行しています:
- 健康/ウェルネス:人々の健康とウェルネスは個々の身体や精神状態そして感情によって左右されます。病や症状の有無とそのリスク、そして自身の健康状態についての捉え方も健康/ウェルネスに含まれます。
- 生きがい:高齢者は皆、自分の生きがいと感じられる、自分の生活に意義と喜びをもたらす何かを一つは持つべきでしょう。生きがいには家族や友人そして社会とのつながり、趣味やスピリチュアリティも含まれます。生きがいは人生の中で何度も見直されるものですが、生きがいの欠如はウェルビーイングの低下に繋がります。
- つながり:人間は本来社会的な生き物であり、繁栄のためにも社会的関わりが不可欠です。家族単位であれ、コミュニティ単位であれ、つながりは身体的、精神的、感情的なウェルビーイングのために重要です。対面での交流、メディアを介したバーチャルな交流に関わらず、つながりの欠如は総合的な健康/ウェルネスに大きな影響を与えることが分かっています。
- 安心:高齢者が健康で充実した毎日を過ごすには安心感が必要です。経済的な安定、安定した住まい、信頼できる社会的ネットワーク、そして手頃で良質なサービスが受けられる環境なども安心につながります。このような安心要素が1つ欠けるだけでも、高齢者の生活の質を損なうきっかけになり得ます。
- 自主性・自律性:高齢者が歳を重ねる程に、どのように生きていくかを自分自身で選択する、自律性の維持が大切になってきます。身体能力や認知力の低下により難しい場合もありますが、自律性の無さを感じること自体も生活の質を低下させるきっかけになり得るのです。
申請書には、これらの生活の質の要素一つ以上が、コミュニティの高齢者や介護者のためにどのように向上されているかを説明する必要があります。
助成金は草の根団体を支援するため、年間運営予算が $1,000,000未満の団体やプログラムが優先されます。また、 1 回限りのイベントよりも、高齢者及び介護者の生活の質を持続的にサポートする定期的または反復的なプログラムが優先されます。
資金授与の金額は、最大で1団体に付き$20,000です。一つの団体が複数の申請書を提出することも可能ですが、そのケースにおいても最大額は$20,000になります。
助成期間は最大10か月になります(2025年3月1日から2025年12月31日)
助成金が支援するプログラムは主に次の種類に分けられます:
- プログラム促進(Program development): 新たなプログラムを始める、もしくは既存のプログラムやサービスの強化。
- 能力構築(Capacity building) 団体の計画立案、管理の効率化、システムや手法の改革、あるいは持続可能性の構築の支援。
- コアな運営(Core operations) 高品質で、必要性が高く、成果が実証され、参加率が高いサービスの提供の持続。
2025年サイクルでは資本投資プロジェクトは支援対象になりません。資本プロジェクトとは施設の改装費;車の購入、リースやメインテナンスにかかる費用;大型設備機器(暖房機器、冷蔵庫、暖房、換気、および空調システム等)の購入、リースやメインテナンスにかかる費用のことです。
全ての申請書類は英語にて提出される必要があります。
Keiroの2025年度、助成金プログラムの申請書およびガイドラインが発表されました。助成金の申請書提出期限は2024年、9月6日になります。ご質問は [email protected] までご連絡ください。
2025年度サイクルの助成金の受領者発表は2025年2月を予定しております。
助成金プログラムは既存及び新しいプログラムを支援することによりKeiroのミッションである日系高齢者の生活の質の向上の促進にさらに貢献します。助成金は、Keiroのリソースを、南カリフォルニアに住む日系アメリカ人及び日本人の高齢者にサービスを提供している団体に出資することによってそのインパクトを拡大させることを可能にしています。
これまでKeiroの助成金プログラムは70以上の団体へプログラム支援、コアな運営、能力構築、資本投資支援という形で提供して参りました。提出される助成金申請書は、実業界や非営利事業の分野で経験豊富な日系アメリカ人および日本人コミュニティのメンバーからなる独立した審査委員会が評価します。
助成金についてのお問い合わせは [email protected] もしくは213.873.5711までご連絡ください。
申請について
Keiroの2025年度、助成金プログラムの申請書およびガイドラインが発表されました。助成金の申請書提出期限は2024年、9月6日(金)西部時間午後5時になります。
2025 Keiro Grant Application
2025 Keiro Grant Application – Project Budget Worksheet
英語での提出のため、提出書類は英語のみとなります。
お問い合わせは [email protected]までご連絡ください。
助成金説明会へ参加する
Keiroでは、助成金の申請資格、目標、申請プロセス、昨年度からの変更点などについてのオンラインでの説明会を2回実施予定です。助成金説明会参加の申し込みはこちらから。
説明会は以下の日程で実施予定です:
- 7月25日(木) 午前10時(英語のみ)
- 7月29日(月) 午後2時(日本語と英語で実施予定)
ガイドライン、FAQについて
英語と日本語のガイドラインとFAQになります。
申請資格について
申請団体は以下のいずれかに該当する必要があります:
- IRSで定められている501(c)(3)非営利団体ステータスを持っている
- 501(c)(3) 団体が財務代理機関(Fiscal Sponsor)となっているコミュニティ団体
- 宗教法人についてはコミュニティのすべてのメンバーにサービス提供する場合に申請可能となる
申請する内容は、以下の対象者に向けて及び場所においてプロジェクト、プログラム、サービスを提供している必要があります:
- 日系アメリカ人及び日本人コミュニティの高齢者及び介護者へ主にサービス提供している
- ロサンゼルス、オレンジ、あるいはベンチュラカウンティにてサービス提供している
申請対象外
申請対象外者は以下の通りです:
- ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラカウンティ以外でサービス提供しているプログラム
- 政府機関や組織
- 医療リサーチ目的
- 個人
- 資金集めの行事
- 基金
- 政治活動や政治運動
- 助成金提供組織や他の団体に授与する目的
そのほかリソース
以下のリソースは、Keiro の助成金プログラムへ申請する際に役立つかもしれません。(英語のみ)
- US Census/ American Fact Finder
- UCLA California Health Interview Survey (Ask CHIS)
- Healthy City
- Administration on Aging: A Profile of Older Americans 2023
- AARP: Caregiving in the United States 2020
- Our Epidemic of Loneliness & Isolation 2023: The U.S. Surgeon General’s Advisory on the Healing Effects of Social Connection and Community