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次段階はフォーカスグループ調査へ

Keiroは、高齢化に関わるニーズについてコミュニティ全体を対象に実施したアンケート調査の結果を1ページに要約したレポートにて一般公表した。この調査結果は、Keiroが財務的に実現可能かつ持続できるサービスモデルの検討に役立つものとなる。この結果をもとに、Keiroは今後2024年夏に一連のフォーカスグループを実施、調査回答のさらなる深堀り・理解と、高齢者と介護者へさらなる支援の検討を予定している。

調査結果をご覧になりたい方、フォーカスグループについての最新情報を得たい方は、keiro.org/jp/survey(日本語版サイト)へアクセスを。

「この調査は、コミュニティの高齢者および家族介護者の希望やニーズの把握を可能とし、またKeiroの旧施設売却後に疎遠となってしまっていた方々や団体と再びつながることにも役立ちました。アンケート回答者の45%は過去5年間Keiroとの交流がなかった方々でした。今年、フォーカスグループや実現可能性調査を通じ、引き続き、財務的に実現でき、未来に持続可能なサービスやプログラムの模索を続けることに邁進したいと思っております。」ベバリ・イトウ、代表兼CEO

Keiroは次なるステップとして、自宅で暮らす高齢者のニーズや希望をより正確に理解するためのフォーカスグループを数回実施する。実施場所はロサンゼルス郡、オレンジ郡、ベンチュラ郡のKeiroサービス地域内における数か所を予定。フォーカスグループ参加についての詳細は2024年春以降にウェブサイト(https://www.keiro.org/jp/survey)より展開予定。参加者の選定については、コミュニティニーズ調査に登録し、任意で参加を表明された方を優先する。

調査の背景と結果

2023年6月に、KeiroはVantage Research & Consulting Inc.と提携し、コミュニティ全体を対象としたニーズや優先傾向のオンライン調査を実施。このアンケート調査は、Keiroがコミュニティの変化し続けるニーズへの理解を深め、老齢化の将来を見据える為の継続している取り組みの一環である。

2023年6月から8月にかけて、アンケート参加希望者の連絡先を収集。氏名とメールアドレスを提出された方には、2023年8月1日から9月15日の間に、Vantage Researchより10-15分程のオンラインでのアンケート依頼がEmailにて届けられた。アンケートは英語と日本語で実施され、また希望者には郵送での回答も受け付けた。

1096名の登録参加者からの回答率は52% であり、そのうち英語での回答は81.5%だった。また全ての統計的検定は90%の信頼水準で実施された。回答者が高齢化にともなって最も役立つと考えるサービスは、日本人/日系アメリカ人コミュニティセンター等でのソーシャル・プログラム(58%)と送迎サービス(58%)の2項目だった。

高齢者向け居住施設へ入居する最大の理由は、健康状態の悪化が挙げられた。提供される設備、費用、文化に配慮した介護、友人の近くである等の施設選択における考慮事項の中で、50%が介護の質を選択し、他の要因に比べて重要度が高いことが判明した。

その他の詳細、FAQについては、keiro.org/jp/surveyへアクセスを。
ご質問は、[email protected]にて受け付け中。
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Keiroについて

Keiroは1961年に創設され、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラカウンティに在る日系コミュニティの高齢者とその介護者の生活の質の向上に専心しています。Keiroは、高齢化が進むコミュニティの変化するニーズを満たせるよう、文化に配慮した幅広いプログラムとリソースを日英両語で提供しています。私たちはこの理念を推進し続けるべく、常に人重視で、革新的、協同的な取り組みを実践しています。