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Japanese results of memory care survey

ロサンゼルス、2024年12月4日、ーKeiroはコミュニティ全体を対象に実施したメモリ・ケア・サービスに関するアンケート調査の結果を発表。1ページにまとまった結果は全コミュニティメンバーが見れるよう一般公表された。このアンケートの結果は、Keiroが記憶障害を抱える方々を支援するボード&ケアホームの今後の開発を促進するものとなる。

「高齢者の大多数の方々は出来るだけ長く自宅で過ごされることを望んでいます。一方でこのアンケート結果は、自宅での生活が困難になり、より高度なケアが必要となる時が来るかもしれないことをコミュニティの皆様が理解されていることを示しています。同時に、Keiroは、アルツハイマー病やその他の認知症に焦点をあてた、健康教育と啓発およびアドバンス・ケア・プランニングに引き続き重点を置きたいと考えています。」べバリ・イトウ、Keiro代表兼CEO

Keiroが地域に根ざした、運営面で持続可能なボード&ケアホームを展開することは、長年にわたる慎重な調査と計画の集大成といえる。最初のボード&ケアホームを成功に導く過程には、物件探し、改装、ライセンス許可の取得、スタッフの配置など、数々の複雑なステップが含まれる。

Keiro はこの新しい取り組みを発表し、ボード&ケアホームの開設に向けて尽力していくことに大きな喜びを感じている一方で、Keiroの使命(ミッション)の礎は、変わらずコミュニティで高齢者と介護者が元気に生活できるよう支援していくことである。

アンケートの背景と結果

2023年のコミュニティ・ニーズ調査結果をもとに、2024年6月、Keiroはコミュニティのために財務的に実行可能なサービスを開発する段階へと進む。この段階にはメモリ・ケアおよびボード&ケアホームに焦点をあてたコミュニティ全体が対象のアンケート調査とフォーカスグループの実施が含まれる。アンケートはコミュニティ全体に2024年6月から9月にかけてオンラインで実施。英語と日本語で行われ、希望により書面でのアンケートも実施。フォーカスグループへの招待通知は、2023年のコミュニティ・ニーズ調査に申し込んだ方々を対象に発送された。

Keiroは900件以上のメモリ・ケア・アンケートを収集。79%は英語で、21%は日本語で回答された。

85%の回答者は、年齢を重ねる中で自身の認知健康に対し、ある程度からとても心配していると回答。認知健康の医療チェックアップを受けるきっかけとして、日常生活に影響を与える顕著な記憶喪失、慣れた作業や財務管理の困難、そして時間や場所・位置状況についての混乱の増加を理由として選択。

さらに、「認知障害と診断された場合、どのようなケア・介護を希望しますか」という質問に対して、もっとも多い回答は「専門家または有料の介護者がほとんどまたはすべての介護・ケアを提供する」となり、次に多いのは「介護サービスを提供できる施設に移る」だった。

アンケートの詳細はkeiro.org/jp/surveyをご覧ください。ご質問のある方は[email protected] または213.873.5700へご連絡ください。


Keiroについて

Keiroは1961年に創設され、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラカウンティに在る日系コミュニティの高齢者とその介護者の生活の質の向上に専心しています。Keiroは、高齢化が進むコミュニティの変化するニーズを満たせるよう、文化に配慮した幅広いプログラムとリソースを日英両語で提供しています。私たちはこの理念を推進し続けるべく、常に人重視で、革新的、協同的な取り組みを実践しています。詳しい情報はKeiroのホームページkeiro.org/jpより、ご閲覧ください。