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心にサンシャイン!アウトドアーで健康に

いよいよ夏がやってきました! 野外で気持ちのいい気候や美しい自然を楽しむのにいい季節です。ヨーロッパの数々の研究結果によると、実はアウトドアーは健康にもいいそうです。

ストレスの低下

アウトドアーの重要な効果の一つにストレスの低下が含まれます。緑の多い環境に触れると、わずか数分でストレスレベルが低下されます。これは筋肉の緊張、血圧、脳の電気活動などで証明されています。さらに、ストレスを感じる出来事の後に自然をを見たり、実際に触れたりすることによってリラックスでき、その後の作業に早く戻れるそうです。睡眠にも効果があるので、翌日すっきりと目覚めることができます。

病気になるリスクの低下

スウェーデンでの研究によると、自然に触れる機会の多い人は、そうでない人に比べて病気になりにくいそうです。このような自然と健康の関係は特に高齢者の間で言えることのようです。

安全な範囲内で日光を浴びるとビタミンDが体内で作られ、それによって、いくつかの深刻な慢性病の予防にもつながります。例えば、ビタミンDはカルシウムの吸収と骨密度に維持に重要な働きを持ち、骨粗しょう症の予防に役立ちます。ビタミンDの専門家であるマイケル・ホーリック医学博士によると、毎日1000IUのビタミンD3サプリメントの摂取、または安全な範囲で日光を浴びることによって癌、1型糖尿病、多発性硬化症、リウマチ、心臓病によって起こる炎症などのリスクを低下させることができるそうです。 (1).

ビタミンD と日光の関係は?

ビタミンDは食物やサプリメントからも摂取できますが、私たちの体は直射日光を浴びることによってビタミンDを生産します。カリフォルニアで生活する人々の場合、直射日光を腕や顔に10-15分ほど浴びることによって体内に十分なビタミンDが作られます。しかし、高齢者の場合は皮膚のビタミンDを作る量が減少するため、ビタミンDサプリメント(50歳―60歳は400IUs、70歳以上は700IUs)を摂取することをお勧めします。

野外で日光を浴びる時に気をつけることはありますか?

アウトドアーは健康を保ち、一日を通してリフレッシュするためのいい方法です。しかし、過度の日光への露出は皮膚がんのリスクを高めることになるので、これらのことを実行する前に掛かりつけの医師または皮膚科医に相談しましょう。そして、日焼け止めを塗るのを忘れずに!

Footnote:
(1)“Are You Getting Enough Vitamin D?” by Kathleen M. Zelman, MPH, RD, LD, WebMD, www.webmd.com