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病を患う-それは病気のどの段階であれ本人とその家族の生活に影響を与えます。また悩みを抱えることもあるでしょう。そしてそれらは患者の年齢が高ければ高いほど増えていくのではないでしょうか。大切な家族の一人が病気と向き合っている中、治療か、痛みを和らげることを優先するかで悩んでいる姿を目にするのは心苦しいこともあるかもしれません。病と闘っている高齢者の方と家族を、自宅を呼べる場所で診断されたその日から支援するべく、Keiroとプロビデンス・ヘルス・アンド・サービスは提携し、緩和ケアを提供する癒しケアプログラムをスタートさせました。
来る2018年7月28日土曜日、午後2時-3時、ガーデナ平原日系文化会館(GVJCI 1964 W. 162nd Street, Gardena, CA 90247)で、癒しケアに関する無料セミナーを開催します。セミナーでは癒しケアチームのコマツ・グレン医師と八浪祐一・エドウィン医師が登壇し、私たち日系アメリカ人および日本人コミュニティでなぜ今、癒しケアが重要なのか、またなぜ一人ひとりのニーズに合わせる、包括的な医療のアプローチが最適で革新的なのかについて話します。
八浪医師は癒しケアについて次のように述べています。「日本人の高齢者、特に英語を話さない方にとって、家の一歩外の世界は分からないことも多く、必要な支援に行き着けないこともあります。私たちはそのような方々に、家族に囲まれた慣れ親しんだ自宅という場所で生活できるためのリソースとサポートを提供します。」
参加ご希望の方は、GVJCIへ電話(310.324.6611)もしくはEメール([email protected])にてご予約ください。癒しケアに関する詳細は、jci-gardena.orgにアクセスいただくか、Keiroへ電話(213.873.5791)またはEメール [email protected]へご連絡ください。
Keiroについて
Keiroは、日系アメリカ人と日本人コミュニティの高齢者およびその介護者の生活の質を向上させるという理念の下、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラカウンティを中心に活動するNPO法人です。孤立、経済的困難、複数疾患、および認知・記憶障害など、加齢がもたらす多くの課題や障壁に対して様々な支援を提供しています。さらに多くの高齢者および介護者に手を差し伸べるサースの拡充を実現するためKeiroは企業や他の組織と提携するとともに、加齢がもたらす課題の解決に向け、研究やイノベーションにも積極的に参加しています。Keiroはロサンゼルスに拠点を置いています。