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Keiroは「Keiroカンファレンス:Aging into Tomorrow (高齢化の未来)」と題する英語でのカンファレンスを、10月13日土曜日にウェスティン・ロングビーチで開催しました。コミュニティリーダーを含むおよそ350名近くがロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラカウンティから集まり、食事、財政対策、認知症、断捨離など、最新の高齢化に関する情報を、各分野の専門家から聞くことができました。

冒頭挨拶ではKeiroの代表兼CEOのレオナ・ヒラオカが参加者を歓迎し、年齢を重ねるに伴う喜びと難しさについて話しました。また、Keiroクラスにも参加されている、オレンジカウンティでコミュニティリーダーである99歳の三宅明巳さんが健康の秘訣について語るビデオも紹介されました。

基調講演者のカリフォルニア大学サンフランシスコ校(University of California San Francisco)老年医学臨床プログラムのアソシエイト・チーフ(Associate Chief of Clinical Programs in Geriatrics)を努めているカーラ・ペリッシノット(Carla Perissinotto)博士は、高齢者の間で近年課題となりつつある社会的孤立についてその課題の難しさと問題提起する大切さについて話しました。国内外でもこの分野の研究で知られているペリッシノット博士は社会的孤立が毎日15本タバコを吸うのと同じくらい危険であるという研究結果などを紹介し、警鐘を鳴らしました。また、どのように取り組んでいくべきかなどについても紹介しました。

昼食時には2人目の基調講演者、ピーター・ウォルシュ(Peter Walsh)氏による断捨離のセミナーが行われ、ユーモアを交えながら断捨離の大切さと、どのようにして少ないものでより幸せに生活できるかについて話しました。

ミニセッションではスマートホームテクノロジー、認知症、地中海ダイエット食事法からヨガなどのエクササイズ、美容治療そして財務プランニングなど幅広いテーマで実施されました。

ある参加者は、「私たちは年をとっています。今日のトピックスをみて自分にとって必要な情報でとても興味深いと感じました。考えないといけないと思っていた内容で、自分にも該当することだと感じたので今日、参加しようと思いました。全部[のミニセッション]には参加できませんが、また参加して継続的に学んでいきたいと思います」とコメントされました。


Keiroについて

Keiroは、日系アメリカ人と日本人コミュニティの高齢者およびその介護者の生活の質を向上させるという理念の下、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラカウンティを中心に活動するNPO法人です。孤立、経済的困難、複数疾患、および認知・記憶障害など、加齢がもたらす多くの課題や障壁に対して様々な支援を提供しています。さらに多くの高齢者および介護者に手を差し伸べるサービスの拡充を実現するためKeiroは企業や他の組織と提携するとともに、加齢がもたらす課題の解決に向け、研究やイノベーションにも積極的に参加しています。Keiroはロサンゼルスに拠点を置いています。


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