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日系コミュニティの高齢者ケアを受け継ぐ、新たな代表兼CEOと理事会メンバーの就任
ロサンゼルス―Keiro理事会は本日、現代表兼CEOであるジーン・カナモリ(Gene Kanamori)の引退とべバリー・イトウ(Beverly Ito)の新代表兼CEO任命を発表した。さらにKeiroは、リサ・チャオ(Lisa Chao)、ジェラルド・イセダ(Gerald Iseda)、クリス・コマイ (Chris Komai)、ユカリ・ロバーツ(Yukari Roberts)四名のコミュニティリーダーを新理事会メンバーに迎えた。
カナモリは14年を超えるKeiro在職中に旧Keiro施設にて人事ディレクターを務めた。売却後は臨時任用の代表兼CEO、副代表を経て、過去三年間は代表兼CEOとして従事した。
「Keiroが、自宅やコミュニティで暮らす何千人もの高齢者サポートに焦点を移行する中、カナモリ氏は新たなプログラムの創造を指揮し、献身的で思いやりのあるリーダーシップを発揮しました。彼はまた、前代未聞のパンデミックの中でも組織を安全に導きました。高齢者とその大切な人たちの生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)をより良いものにしようと尽力したカナモリ氏の深い献身と責任感に私たちはとても感謝しています。」と理事長のリン・ミヤモト氏は述べた。
カナモリの引退の意向を受け、理事会は新たなリーダーを探し始めた。
「べバリー・イトウ氏を、Keiroの新たな代表として発表できることを私たちはとても嬉しく思います。高齢者ケアの貴重な専門知識と経験を持つイトウ氏は、数十年にも渡りKeiroのミッションと私達がサポートするコミュニティの為に貢献してきました。彼女の優秀なバックグラウンドとリーダーとしての経験がKeiroを、常設拠点検討の継続を含む、新境地へと導いてくれると私たちは確信しています。」とミヤモト氏は語った。
イトウは、エイジングサービスの分野において40年以上の経験を持つ。Keiroのシティ・ビュー病院では薬剤師、敬老介護施設では管理補佐およびチーフ・コンプライアンス・オフィサー、そして敬老中間看護施設では管理者として在籍。2016年のKeiro旧施設売却後は、サクラ中間看護施設にて、施設が閉鎖する2021年8月まで管理者として従事した。
「Keiroは何年もの間、私にとっての『第二の我が家』のような存在でした。そのKeiroで再び働けることをとても嬉しく思います。それぞれの世代が年を重ねていきます。Keiroは今後も信頼され、頼れる存在として、高齢者や介護者が健康で充実した生活を送れるよう力づけ、支援し続けて参ります。Keiroの既存のパートナーシップやプログラムを基盤に、コミュニティ高齢者の変化し続けるニーズに応えられるよう、様々な選択肢の探求に努めて参ります。」と、次期代表のベバリー・イトウは語った。
2022年末までジーン・カナモリが代表兼CEOとして従事し、2023年1月1日よりべバリー・イトウが新たな代表兼CEOとしてオフィスを引き継ぐ。
さらにKeiroは、ミッション・戦略・目標を含む組織管理を担う理事会のメンバーとして、新たな四名を迎え入れる。新メンバーの幅広い専門知識や経験とサポートを得、Keiroはコミュニティの将来的な高齢化に備える。
リサ・チャオ氏はトヨタ金融サービス社の財務部ジェネラルマネージャーとして、キャッシュマネージメント、バンキングソリューション、財務サービスやコンプライアンスを監督。サウスベイ出身のチャオ氏は学生時代にサウスベイ敬老介護ホームでボランティアをした懐かしい思い出を持つ。
ジェラルド・イセダ氏はジェネラル・エレクトリック(GE)社の金融サービスを担うGEキャピタル社のスーパバイザリー・アフェアーズ・ダイレクターを最近引退。以前は、国際通貨基金(IMF)と連邦準備銀行(FRB)に勤務。イセダ氏は現在、ベニス本願寺の代表として、寺のシニアプログラムも監督する。
クリス・コマイ氏はリトル東京コミュニティの活発なメンバーで、過去には全米日系人博物館の広報官、そして羅府新報の英語エディターとして勤務。リトル東京・コミュニティ・カウンシルの元理事会代表で現・副会長代表を務める。
ユカリ・ロバーツ氏は、ミレニア・パーソナル・ケア・アシスタンスの元管理長としてヘルスケア分野における幅広い経験を持つ。ミレニアが全国的な介護サービスを展開するザ・キーと合併した現在、ロバーツ氏はGMとしてオペレーション業務を担当。ロバーツ氏は現在オレンジ郡日系協会の理事会役員も務める。
「高齢者支援に情熱を持ち、献身的で多様なメンバーを理事会に迎えられるKeiroを幸運に思います。Keiroの新たな代表兼CEOやスタッフに支えられながら、私たちのコミュニティの変化し続けるニーズを満たせるよう、取り組みを常に拡張し続けることを理事会一同楽しみにしております。」とミヤモト氏は述べた。
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Keiroについて
Keiroは1961年に創設され、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラカウンティに在る日系コミュニティの高齢者とその介護者の生活の質の向上に専心しています。Keiroは、高齢化が進むコミュニティの変化するニーズを満たせるよう、文化に配慮した幅広いプログラムとリソースを日英両語で提供しています。私たちはこの理念を推進し続けるべく、常に人重視で、革新的、協同的な取り組みを実践しています。詳しい情報はKeiroのホームページKeiro.orgより、ご閲覧ください。