close

Published

ロサンゼルス、2024年6月18日– Keiro 理事会は、記憶障害を抱える方を支援するべく、一般的に「ボード&ケアホーム」と呼ばれる小規模な居住型ケアモデルを作る意向及びこの計画についてコミュニティと関わる予定を発表した。これまでのコミュニティからのフィードバック、アルツハイマー病の研究・ケア分野の専門家との話し合い、高齢者サービスの動向のモニタリングなどを踏まえ、Keiroは、コミュニティにおける高齢者とその介護者の進化するニーズに応えるべく、再度オンラインでのアンケートを開始し、一部でフォーカス・グループを実施する予定である。

「Keiroは、コミュニティの皆様と、私たちの戦略的ビジョンの新たな要素を共有できることを大変嬉しく思っております。私たちは引き続き、在宅でなるべく年齢を重ねたいと望むコミュニティの圧倒的な希望に専念する一方で、さらにケアを必要とする人々のニーズへの支援を検討することの重要性も認識しています」ジャック・クリハラ、Keiro理事長

「65歳以上の6人に1人はアルツハイマー病と診断され、5人に1人はその他の種類の認知症と診断されるという統計を考えますと、高度なメモリ・ケア・サービスの必要性は見過ごすことができません。Keiroは、財政的に実行可能で自立したメモリ・ケア・サービスを開発する機会を捉え、さらに一歩前進できることを非常に楽しみにしています。この夏、記憶障害を抱える方々を支援することで、コミュニティのサポート基盤を強化するというビジョンに邁進するKeiroの取り組みに加わっていただければ幸甚です」 ベバリ・イトウ、Keiro代表兼CEO

2024年2月、Keiroは2023年夏に実施したコミュニティ・ニーズ調査の結果を発表した。この調査は、Keiroがコミュニティの進化する高齢化ニーズを理解するための継続的な取り組みの一環として実施された。調査結果によれば、コミュニティメンバーの大多数が身体的または認知的健康の低下や、必要不可欠な家族介護者のサポートの喪失がない限り、自宅で過ごしたいと望んでいることが確認できた。

コミュニティニーズ調査の結果を受け、高齢者および介護者の支援ネットワークを強化する継続的な取り組みの中に、Keiroの理事会は、コミュニティの、記憶障害に関連した追加サポートのニーズを反映した経済的に持続可能なボード&ケアホームの開発を進めることを決定した。

質の高いメモリ・ケア・サポートを提供するアクセス可能で自立したボード&ケアモデルの開発にあたり、Keiroはオンラインアンケートへの参加をコミュニティメンバーに呼び掛けている。オンラインアンケート回答期間は2024年6月18日から2024年9月30日まで。

以下に該当する方であれば、本メモリ・ケア・アンケートに参加が可能となる:

  1. 自身が日系アメリカ人および日本人コミュニティの一員であると認識している。
  2. 自身または親族がロサンゼルス郡、オレンジ郡、ベンチュラ郡の住民である。

注記:18歳以上ならどなたでもアンケート調査に参加可能。回答者が記憶障害や認知度低下を患っている必要はない

オンライン・アンケート調査は、keiro.org/jp/survey よりアクセス可能。アンケートは日本語と英語で提供している。

郵送で回答することも可能。2024年9月1日までに、電話(213.873.5700)またはeメール([email protected])へご連絡を。回答されたアンケートは2024年9月30日までに受領される必要がある。

また本アンケート調査とは別に、2023年のコミュニティ・ニーズ調査に申し込んだ方々を対象に、小規模フォーカスグループへの招待通知を発送した。異なるバックグラウンドを持つ方々をフォーカスグループに招く予定である。さらに、記憶障害を抱える方向けのアクセサブルなボード&ケアホーム開発のビジョンを推進するべく、引き続き主要な関係者との面談も実施する。

その他の情報、よくある質問、またメモリ・ケア・アンケートにご参加されたい方は keiro.org/jp/survey へアクセスを。ご質問は [email protected] まで。


Keiroについて

Keiroは1961年に創設され、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラカウンティに在る日系コミュニティの高齢者とその介護者の生活の質の向上に専心しています。Keiroは、高齢化が進むコミュニティの変化するニーズを満たせるよう、文化に配慮した幅広いプログラムとリソースを日英両語で提供しています。私たちはこの理念を推進し続けるべく、常に人重視で、革新的、協同的な取り組みを実践しています。