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新任の代表兼CEOおよび理事会の新メンバーが南カリフォルニア全域で幅広いコミュニティー活動と多くの高齢者の支援を指揮

レオナ・ヒラオカ

カリフォルニア州ロサンゼルス発――Keiroは高齢者のニーズに対応するため、コミュニティーに提供するサービスを転換いたします。この移行に注力するためにレオナ・ヒラオカ(Leona Hiraoka)を新たな代表兼最高経営責任者(CEO)に任命したことを、本日Keiroの理事会が発表しました。さらにKeiroは、藤田喜美子(Kimiko Fujita)、クレア・コガ医学博士(Claire Koga, M.D.)、ジャック・クリハラ(Jack Kurihara)、リサ・スギモト教育学博士(Lisa Sugimoto, Ed.D.)、デニス・スギノ(Dennis Sugino)を、理事会のメンバーに指名しました。これら5名はいずれもコミュニティーのリーダーや実績のある専門家です。

私たちのコミュニティーにいる高齢者の生活の質を向上させる、という敬老の使命は変わりません。Keiroは、長期医療介護施設に重点を置くことから、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラ郡全域を通じて7万人を超える日系米国人・日本人高齢者のために幅広い支援を提供することへと、対象範囲を拡大しています。旧Keiro施設の居住者向けのプログラムと共に、高齢者と介護提供者にもサービスを提供します。

昨年の7月、Keiroは新たな代表兼CEOの候補者探しを全米で開始すると共に、Keiroの新しいプログラムを成功させるために必要な経験と能力を備えた人々を採用して、理事会を新体制に移行するための取り組みも開始しました。

「私たちが前へ進むためには、組織全体の文化を転換し、変化を起こす必要があります。そして理事会は、そのような移行において自分たちが果たすべき役割を理解しています」とゲリー・カワグチ(Gary Kawaguchi)理事長は述べています。「理事会は新しい代表兼CEOの候補者を探すのと並行して、Keiro全体で効果的にリーダーシップを発揮できるようにするため、理事会を構成するメンバーの条件を見直しました。私たちは今後もコミュニティーおよび高齢化分野の専門家に助言を求めてゆきます。こうした助言は、私たちのコミュニティー内の日系米国人および日本人高齢者にKeiroが最善のサービスを提供するための方法を改良し、優先順位を付けるのに役立ちます」

ヒラオカ氏はKeiroの指揮を執るために、東海岸から赴任することになります。同氏は現在上級管理職を務めており、企業レベルの戦略を立案するストラテジストです。メディア、広報、マーケティング、プログラムの革新、組織の開発に関する広範囲な経験を持ち、戦略的計画の立案、ブランド管理、非営利組織(NPO)や企業との連携などの実績があります。インテグレーテッド・メディア(Integrated Media)というマーケティング&広報会社の最高経営責任者(CEO)兼共同設立者であり、首都ワシントンにあるポインツ・オブ・ライト(Points of Light)の広報担当副代表も務めています。ポインツ・オブ・ライトは国際的な非営利組織で、ボランティア活動および企業の社会的責任(CSR)の推進を専門としています。同組織は全世界の市場でボランティアを動員し、行動を起こして、多数のコミュニティーに奉仕しています。同氏はこうした活動に不可欠な役割を果たしてきました。今までに全米教育協会(National Education Association: EA)の幹部や、『ニュー・リパブリック(The New Republic)』誌の編集次長(associate managing editor: AME)を歴任しています。

ヒラオカ氏は南カリフォルニア出身で、現在も米日カウンシル(U.S. Japan Council)など複数の有名組織との連携を続けていると共に、コミュニケーションズ・コミッティー(Communications Committee)の理事と議長も兼任しています。在米日系人市民連盟(Japanese American Citizens League: JACL)首都ワシントン支部の副支部長(Vice President)であり、JACLが全米で発行している『パシフィック・シチズン(Pacific Citizen)』紙の編集委員も務めました。さらにアジア系米国人ジャーナリスト協会(Asian American Journalists Association: AAJA)の会員でもあります。

「次の段階は、Keiroにとって重要なものです。その指揮を執るためにレオナがロサンゼルスに戻って来てくれることを、私たちはとても喜んでいます」と川口氏は述べています。「彼女は驚くほど知識と経験が豊富なうえ、私たちのコミュニティーにいる高齢者のニーズの支援に個人的に深く関与しています。Keiroの職員全員が、彼女と一緒に仕事を開始するのを心待ちにしています」

ヒラオカ氏の指名に伴い、暫定理事長兼CEOのジーン・カナモリ(Gene S. Kanamori)はKeiroの副代表(vice president)に就任します。彼は引き続き、高齢者へのサービス、介護提供者の支援、旧Keiro施設の現居住者向けのプログラムというKeiroの3つのプログラム分野の計画立案および実施において、重要な役割を果たしてゆきます。

さらにKeiroは理事会にも5名の新メンバーを迎えます。理事会はKeiroの使命、戦略、ゴールに焦点を合わせて、活動全体を監視する責任を負っています。これらの最新メンバーが加入することで、組織とコミュニティーを支える幅広い専門知識という恩恵がKeiroにもたらされます。

Keiroの理事会に加わったメンバーは、藤田喜美子、クレア・コガ、ジャック・クリハラ、リサ・スギモト、デニス・スギノです。全員がコミュニティー内のグループやNPOに積極的に関与している方々です。

藤田喜美子はオレンジ郡日系協会(Orange County Japanese American Association: OCJAA)の会長を4年間務め、オレンジ郡の高齢者の為のサポート活動に尽力しています。ヤマハ音楽教室の指導者兼演奏者として活躍後、アーバイン、アリソ・ビエホおよびトーランスでヤマハ音楽教室を25年に亘り経営し、数万人の生徒の音楽教育に貢献しています。また、シニア・ファンデーション公益法人(Senior Foundation Charitable Corporation)の副会長を務め、Keiroを支援する数々のファンドレイジングを行った実績もあります。

クレア・コガ医学博士は老年病学の経験があり、カイザー・パーマネンテ(Kaiser Permanente)の地域医療分野で診療を行っています。彼女は南カリフォルニア大学(USC)ケック医学部(Keck School of Medicine)で医学の学位を取得しており、有資格の地域医療専門医です。20年以上の実務経験があります。

ジャック・クリハラは保健制度および民間病院で、35年以上の勤務経験があります。現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)保健制度の戦略的開発担当ディレクター(Director of Strategic Development)を務めており、戦略的開発および外部の医師を支援するスタッフを監督しています。ベニス日系人協会(Venice Japanese Community Center)の会長を以前務めており、現在も活動に関与しています。

リサ・スギモト教育学博士は、以前パサデナ市立大学(Pasadena City College)学務部(student and learning services)の部長および暫定学長を務めていました。新たに指名された学長の依頼を受けて同大学に残り、振興担当部長を務めました。現在は教育コンサルティング会社PPLのシニア・アソシエイトであると共に、UCLAの教育リーダーシップ・プログラム(Educational Leadership Program)のアラムナイ・フェロー(Alumni Fellow)でもあり、カリフォルニア・コミュニティ・カレッジ管理者協会(Association of California Community College Administrators)の理事兼かつては理事長を務めました。

デニス・スギノは30年以上にわたって機関投資業務で経験を積み、最近退職しました。Keiroの他にもいくつかの組織でボランティア活動をしています。インベストメント・ファンド・フォー・ファウンデーションズ(The Investment Fund for Foundations)の独立理事であり、監査&サイバーセキュリティ委員会(Audit and Cybersecurity Committee)の議長を務めています。同ファンドは寄付金や基金の資産90億ドルあまりを管理しています。

「幸運にも、自分の時間と広範囲な才能を進んで提供してくれる献身的な方々を理事会に迎えることができて、Keiroはとても感謝しています」とカナモリ氏は言います。「Keiroの使命に対する情熱と献身を分かち合えるボランティアの方々が理事会に参加し、指針を示して助力をしてくだされば、非常に有意義な方法でKeiroを前進させられます」

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Keiroは1961年に設立された非営利団体で、私たちのコミュニティーにいる高齢者の生活の質を向上させるために献身しています。日系米国人および日本人高齢者とその家族を支援するための資源、ツール、そして文化に配慮したプログラムを提供します。また、介護提供者にとって最も困難な課題に対処する問題解決策を提供することで、介護提供者も支援します。詳しい情報はこちらでご覧いただけます:www.keiro.org