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2019-2020年のKeiro助成金受領団体の皆様、おめでとうございます。Keiroは受領された30団体の皆様と共に日系コミュニティの高齢者及び介護者の社会的孤立を軽減させることに取り組めることをとてもうれしく思います。

(団体はアルファベット順)

アメリカ広島・長崎原爆被爆者協会(American Society of Hiroshima-Nagasaki A-Bomb Survivors)は年に一度の健康診断、医師団の訪問や年次の慰霊祭などを通じアメリカに住む被爆者を支援する団体です。

  • Keiroの助成金はロサンゼルスおよびオレンジ郡に住む被爆者の懇親会「被爆者Get-Together」を実施するために使われ、被爆者同士が集い、経験談を語り合りあったり、会話を楽しむひと時を提供します。
アメリカ広島・長崎原爆被爆者協会の集まりの模様

セリトス・バプテスト教会(Cerritos Baptist Churchは、多くの日系アメリカ人の高齢者と介護者が集まる教会です。CBCでは信徒が神の愛を感じ、より深められるような活動やフェローシップを提供しています。

  • Keiroからの支援により、高齢者と介護者がフェローシップを目的に集う会やランチョン、見学会などの機会を提供することが可能になります。イベントは、特に孤立しているリスクの高い高齢メンバーに手を差し伸べることに役立ちます。

キリスト聖公会(Christ Episcopal Church)は、レドンド・ビーチに拠点を置き、毎週充実した交流の場を作るコミュニティ「ふれあい」プログラムを提供する教会です。2018年にスタートしたこのプログラムは地元のコミュニティの人たちの会話と交流の場を作っています。

  • Keiroの助成金は、この「ふれあい」プログラムを引き続き運営するために使われます。日本語を話す高齢者及び介護者に様々なプログラムやアクティビティを提供します。また、運転できない高齢者のための送迎も提供しています。

コンティニュイング・エデュケーション・フォー・ニッケイ・ウィドウド・インクContinuing Education for the Nikkei Widowed, Inc.は配偶者に先立たれた日系アメリカ人及び日本人の高齢者を支援しています。95%以上のメンバーが80歳以上のこのグループでは毎月集会を実施し、教育の機会を提供しています。

  • Keiroの助成金はCENWが配偶者に先立たれた高齢者の方に定期的な集会やセミナーを開催したり、グリーフサポートを提供したりするために使われます。配偶者に先立たれるのは社会的孤立となる要因の一つであり、これらの集まりはCENWでしか経験することのできない、メンバー同士の会話や交流の機会をもたらします。

イースト・サンゲーブルバレー日系コミュニティセンター(East San Gabriel Valley Japanese Community Center)は1961年以来日系文化と歴史を発信するため様々なプログラムやサービスを提供しています。その中でも「シニア・ウェルネス・プログラム」では高齢者のメンバー向けに栄養のある昼食、運動、教育や社交の場を提供しています。また、火曜日と水曜日、両日提供できるまでにプログラムを拡大させました。

  • Keiroの助成金プログラムによって二日間提供しているプログラムをさらに拡大させ、社会的孤立のリスクが高い、家にこもりがちな高齢メンバーの送迎を支援しプログラムへ継続して参加する事を可能にします。

ガーデナ平原日系文化会館Gardena Valley Japanese Cultural Instituteではあらゆる年齢層向けの教育的、社交的、文化的なプログラムを、サウスベイの日系アメリカ人および日本人コミュニティに50年以上提供してきました一週間を通して様々なプログラムを提供し、年間約900名近くの高齢者にサービス提供しています。

  • Keiroからの助成金は日系アメリカ人および日本人の高齢者向けのプログラムを監修する日英堪能な人材を増やすために使われます。日本語を話す高齢者と英語を話す高齢者が今まで以上に一緒に交流できる機会を作り出す役割を担うこのスタッフは、主に交流や会話の場を増やすために朝のカフェスタイルの懇親会やシニアワークショップを企画するお手伝いをします。

ゴー・フォー・ブローク全米教育センター(Go For Broke National Education Center:  GFBNECは、第二次世界大戦に従軍した日系アメリカ人の退役軍人の事を学ぶ機会を提供し、その重要な体験を人々に伝えています。GFBNECは高齢化しつつある第二次世界大戦の退役軍人を対象とした毎月の集まりや年次行事を開催することで、同センターが継続している活動に高齢の退役軍人が参加し続けられるようにしています。

  • Keiroからの支援によって、GFBNECは隔月の月曜に開催しているスタッフとの交流も兼ねたミーティングやその他の行事やプログラムに高齢の退役軍人、介護者、そして家族が出席するために必要なバスでの送迎を提供可能となります。

ハーツ・オブ・ラベンダー(Hearts of Lavenderは、ロサンゼルス郡内の高齢者向け施設5箇所に生け花を届けているグループです。これらの生け花の講習を通じて、施設の入居者に他の人々とともに社会活動に参加する機会を提供する一方で、バイリンガルの講師と協力して室内に飾れる生け花をつくります。また家から出られない高齢者には、毎月第2火曜日に花束を届けています。

  • Keiroの助成金は、この独自のアクティビティに高齢者が参加できるよう講習の実施に必要な物品を揃えるのに使われます。

南加キリスト教教会連合(Japanese Christian Church Federation of Southern California )では南カリフォルニアで日本語のプログラムを提供する様々な教会と聖職者のつながりを目的として設立されました。JCCFSCでは過去45年間、毎月旧Keiro施設にて、居住者のために日本語による礼拝を毎月執り行ってきました。

  • Keiro の助成金によって、通常の礼拝に参加できない旧Keiro施設の居住者のために宗教的な面での支援という重要なニーズに引き続き答えることが可能となります。これらの礼拝では礼拝に集う人たちも含めた讃美歌の唱和があり、新しい形でお互いやJCCFSCの代表者とつながる機会を作ります。

高齢者昼食会(Little Tokyo Nutrition Services: LTNSは過去40年にわたり、温かい和食ランチと社会福祉サービスを、リトル東京に住む高齢者と周辺地域に住む家から出られない高齢者に平日毎日提供してきました。現在LTNSは週に5回、昼食会で約75食を提供し、80名の自宅に配送しています。

  • Keiroからの支援は、コミュニティにいる家から出られない日系アメリカ人および日本人の高齢者に温かい食事を届けるための配送車をLTNSが新規購入する資金になります。

ロングビーチ日本文化センター/ロングビーチ・パイオニア・プロジェクト(Long Beach Japanese Cultural Center and Long Beach Pioneer Project )は60年以上にわたって地元の日系アメリカ人および日本人コミュニティにいる高齢者の生活の質を向上させるために尽力してきました。

  • Keiroからの助成金によって現在のランチプログラムを引き続き月に3回実施することが可能となり、多くのメンバーが楽しみにしているセンターでの会話や交流の場をより頻繁に提供することができます。このランチプログラムには食事、運動、健康教育及びアートやクラフトなどのアクティビティを提供しています。

ロサンゼルス・ホーリネス教会Los Angeles Holiness Churchは、1921年に設立され、様々な世代の英語を話す信徒と日本語を話す信徒の両方を支援しています。高齢化する信徒に対し、同教会では宗教的、社会的、精神的、身体的支援を高齢者及び介護者に提供します。

  • Keiroの助成金は教会のシニア・ミニストリーの拡張や介護者サポートグループのプログラムの実施、さらにはバレンタインランチョンの開催を支援し、介護者と配偶者に先立たれた高齢者が集まれる機会を作ります。これらのプログラムを続けることによって教会のコミュニティが集まったり遠出する機会を作り続け、またランチョンでは孤立や孤独のリスクの高い高齢者がほかの人と交流することができます。

本派本願寺羅府別院(Los Angeles Hompa Hongwanji Buddhist Temple )は1905年以来日系アメリカ人および日本人の家族のために宗教的、精神的なサービスを毎週提供してきました。また、当寺院は人々が集う場所という役目も果たしており、様々なアクティビティや社会的支援も提供しています。

  • Keiroの助成金は人気になりつつある高齢メンバー向けの太極拳と気功のクラスを毎週開催するために使われます。30名近く参加するこのクラスは社交と運動の機会を作り出しています。
西本願寺にて金曜日10時から実施されている気功クラス 

LAメンズグリークラブ(Los Angeles Men’s Glee Club )は、南カリフォルニアで唯一の男声合唱団として過去20年間にわたってコミュニティ内の日系アメリカ人および日本人の高齢者へコンサート活動を通じ歌声を届けてきました。

  • Keiroの助成金は高齢の団員がコミュニティや高齢者のお客さんと触れ合う機会となる様々なコンサートを実施するために使われます。LAMGCは、ロサンゼルス郡内の高齢者向け施設の居住者に向けて音楽を通じてエンターテインメントを提供します。LAMGCは歌と周りとの一体感を通じ、楽しく過去の思い出を回想できるような集まりを主催することが可能となります。

ミッション・バレーフリー・メソジスト教会(Mission Valley Free Methodist Church )は、人と人とを結びつけること、そして助けの必要な人々に手を差し伸べることに尽力し、愛されるコミュニティとなることを目指しています。信徒の約30%近くが65歳以上です。

  • Keiro助成金プログラムによって高齢メンバー対象に教育・運動・その他のアクティビティを提供する毎月の昼食会プログラムを継続させることができます。このプログラムでは日本語を話すグループと英語を話すグループが交流する場を作り、また高齢者に社交的な付き合いの輪を広げる機会を提供します。

ニューポートビーチ東本願寺(Newport Beach Higashi Honganji Buddhist Temple のビジョンは、オレンジカウンティ地域に住む日本語しか話せない高齢者に必要な知識、リソース、スキルを提供することです。カウンティ内の400名以上の日系アメリカ人および日本人の家族が集うコミュニティです。

  • Keiroからの支援は、引き続き毎月の快適シニアライフクラスと、年次のシニア健康カンファレンス実施することに使われます。これらのプログラムは、寺院のサービスを通じてオレンジ郡の日本語を話すコミュニティ向けに、独自の日本語でのサポートを提供することを可能とします。

南加日系合唱連盟Nikkei Choral Federation of Southern Californiaは、119名が在籍する南カリフォルニアの6つの合唱団の連盟です。メンバーが一同に会し、日系コミュニティに歌を披露する機会を提供することを目的としています。

  • Keiroの助成金は、日系の合唱団同士のコラボレーションを促進する6度目の合同コンサートを実施するために使われます。また、一部の合唱団員にとっては、このリハーサルが他の日本語を話す高齢者と交流を持てる数少ない外出の機会となっています。

日系女性の遺産協会Nikkei Women Legacy Association: NWLAの使命は、主に日系女性に焦点を当て、日系人の歴史と文化を保存し、振興することです。2012年以来、NWLAは「ライターズ・メモリー・プロジェクト(Writers’ Memory Project)」というライティング(執筆)の講習を開催してきました。講習の参加者は自分自身の人生経験に基づいて物語を創作し、年末に発行される文集にそれらを発表することができます。

  • Keiroからの支援によって、「ライターズ・メモリー・プロジェクト」を継続できるとともに、筆者同士が交流して体験談を分かち合う機会が増える社交の場も提供できるようになります。

オレンジ郡仏教会(Orange County Buddhist Churchは、幅広い年齢層の家族や何百もの高齢者に様々なイベントやプログラムを提供しています。 

  • Keiroの助成金はOCBCの「友達弁当」プロジェクトを続けられるように支援します。このプログラムでは、ボランティアが栄養ある日本およびアジア系の献立が含まれるお弁当を月に二回、家にこもりがちな高齢者に届けるものです。また、ボランティアも届けるだけではなく高齢者との交流と会話の時間を作り、信頼関係を築きながら、在宅のメンバーが孤立しないように支援します。

オレンジ・カウンティ・フレンドシップ・クワイア(Orange County Friendship Choir)は、2009年に設立された日本人合唱団で、65歳以上の高齢者が主なメンバーです。OCFCのミッションは歌を通じ、様々なコーラスグループやお客さんと友情をはぐくみ、オレンジカウンティに住む日系アメリカ人および日本人の高齢者の生活の質の向上に努めます。

  • Keiro の助成金は、オレンジカウンティに住む高齢者がコンサートに参加できるよう送迎を支援し、また、高齢メンバーが引き続き合唱に参加できるようコンサートの運営費にも使われます。

オレンジ郡日系協会(Orange County Japanese American Association)は、特にオレンジカウンティの日本語を話すコミュニティを中心に年間1500人を超える人々にサービスを提供しています。イベント、プログラム、健康セミナーなどを通じ、様々な社会福祉サービスや日本文化に関連したアクティビティを提供しています。

  • Keiroからの支援により、団体内の介護者向けのサポートグループ「介護の会」の支援やサービスを充実させ、またOCJAAのイベントに参加し続けられるよう高齢メンバーの送迎を支援します。

オックスナード仏教会Oxnard Buddhist Temple: OBTは100人を超える高齢者を対象として、日本文化に配慮したサービス、セミナー、カンファレンスを通じて高齢の信徒を支援しています。OBTは1929年に設立して以来、ベンチュラ郡の日系アメリカ人および日本人コミュニティに奉仕する数少ない団体の1つであり続けています。

  • Keiroからの支援は、OBTを改修し、「障害のあるアメリカ人法(ADA)」に則った適切な施設を提供して、コミュニティの人々がより安全でより快適に集まれる環境を創るのに役立ちます。
オックスナード仏教会では新しいAVシステムによって高齢者のメンバーが集まれる機会を増やし、社会的孤立軽減に貢献しています。

パサデナ・ニッケイ・シニアーズ (Pasadena Nikkei Seniors)は、すべてボランティアで運営されているグループとして、日系アメリカ人および日本人の高齢者の生活の質を高め、快適な交流の場を提供するために設立されました。PNSでは身体的および精神的健康を啓発するようなイベントや交流会などを開催しています。二世と三世が一緒に楽しめ、交流を深められる月次のランチや遠足に現在約70名近くが参加しています。

  • Keiroからの助成金によって引き続きメンバーのための月例昼食会や遠足を提供し続けることができます。また、食事代金の補助なども提供し、PNSが引き続き有益な社交の場をメンバーに提供することを可能とします。参加メンバーは当初の40名から現在70名まで増えました。

さくらコーラス(Sakura Chorus)は1982年に女性のコーラスグループとして誕生し、以来ロサンゼルスのサウスベイ地域で演奏を行っているほか、旧Keiro施設居住者のためのコンサートも継続して開催しています。さくらコーラスはこの地域で最も歴史のあるコーラスグループです。

  • Keiroからの助成金は、コーラスメンバーが毎週集まって楽しく歌を歌い続けられるためにコンサートなどの運営費や交通費に使われます。

サンフェルナンドバレー日系コミュニティセンターSan Fernando Valley Japanese American Community Center: SFVJACCは1959年に設立され、日本文化や日系アメリカ人の体験を共有・発信するために尽力してきました。SFVJACCは50年以上にわたって、あらゆる年齢の日系アメリカ人および日本人コミュニティを対象にサービスを提供し、高齢者向けのプログラムだけでも年間300人以上の高齢者が参加します。

  • Keiroからの支援は、SFVJACCのメンバー向けに教育的な参加型の見学ツアー等の新しいプログラムを実施するのに役立ちます。このプログラムを通じてSFVJACCは、サンフェルナンドバレー地域にいる高齢者が社交の場を増やせる新たな機会を創造できるようになります。

西南シニア・シチズンズ・クラブ(Seinan Senior Citizen’s Club)は、1971年に開設され、日本人高齢者の様々なニーズに対応しています。現在210名以上のメンバーを支援しており、そのほとんどが80歳を超えています。SSCCはクレンショー地域唯一の日系シニアセンターとして様々なクラス、セミナー、昼食、カラオケ、美術の授業を提供しています。

  • Keiroからの助成金によってソーシャルホールの改修工事を実施します。このプロジェクトによってこのセンターで提供される様々なプログラムに多くの高齢者が安全に参加できることを可能とします。

サウスベイ・シンガーズ(South Bay Singers)は団員がクラシック音楽を学び、披露することによって日本語の音楽コミュニティの音楽性を広げ、高めることに貢献できるよう設立された教育グループです。SBSは日系コミュニティに貢献することに情熱的で、音楽を通じてコミュニティを啓発させたいと思うアマチュアの日本人のシンガーたちがメンバーです。

  • Keiroからの助成金は、高齢メンバーが、様々な場所からコンサート会場への送迎サービスを利用するために使われます。

ベニス日系コミュニティセンター(Venice Japanese Community Center)は100年近ほど前に設立され、日系および日本文化を保存、発信、振興させるというミッションを今も持ち続けています。センターでは、幅広い年齢向けの様々な催しを提供しています。特に高齢者が多く集う場所です。

  • Keiroの助成金によってVJCCが主催する「シニア・ウェルネス・プログラム」を拡張させることが可能となります。このプログラムはまわりとつながれる機会を増やすことを目的とし、エンターテインメントや教育等のサービスを提供します。特に家にこもりがちな高齢者が行きたくなるような魅力的でアクセスしやすいプログラムです。

ビジュアル・コミュニケーションズ・メディア(Visual Communications Mediaは、コミュニティに根ざした、メディア・アートのNPO法人です。リトル東京の高齢者のコミュニティ向けに、「デジタル・ヒストリーズ・映像作成」プログラムを提供しています。このプログラムは高齢者が自身の人生経験をクリエイティブな形で共有する機会のみならず、一緒に会話し、交流することにより一体感やコミュニティを肌で感じることが可能となります。

  • Keiroからの助成金によってこの「デジタル・ヒストリーズ・映像作成」プログラムを継続させ、高齢者がよりコミュニティに関わる機会を作ります。若い世代に自身の体験談を語る機会とリソースを提供します。

曹洞宗禅宗寺 (Zenshuji Soto Mission) は、1922年に開設され、宗教的な支援及び定期的なプログラムを通じて日系アメリカ人および日本人コミュニティを支援してきました。高齢化する信徒のため、新たなアクティビティの開発を続けています。

  • Keiroからの助成金は引き続き「禅エアロビクス(Zen Aerobics)」プログラムを支援するために使われます。精神性を取り入れたこの独自の運動プログラムは参加者の身体的、心理的、精神的ニーズを満たします。禅エアロビクスクラスは、地元のコミュニティの高齢者が集まり、エアロビクスの運動と、マインドフルネス瞑想を融合させたクラスを体験できる場となっています。