Published
ロサンゼルス、2023年5月10日 – Keiroとイースト・サンゲーブルバレー日系コミュニティセンター(ESGVJCC)は、在宅で生活し続ける高齢者の生活の質を高めることを目的とした、日系文化に配慮した英語での高齢者デイ・プログラム、ClubGenkiの正式オープンを発表した。
このプログラムは、定期的な社会参加を必要とする、在宅の高齢者が対象となる。ClubGenkiは、月曜から金曜、午前9時から午後5時まで運営され、パートタイムでの利用も可能。プログラムでは文化に配慮した食事や、脳と体を刺激する様々なアクティビティが提供される。参加者は「Kokoro no Satoチャイルドケア・センター」との世代間交流をはじめ、様々なESGVJCCプログラムを利用できる。
KeiroとESGVJCCは、デイプログラムについて2021年に検討を開始、パートナーシップを2022年夏に発表した。今回の提携により、Keiroは3年にわたり$150,000を提供し、55歳以上を対象とする高齢者デイ・プログラムのライセンスの修得・開設を含むESGVJCCの既存シニア・プログラム拡張を支援している。
5月3日に行われたグランドオープンでは各団体代表者が開設に際して一言添えた。
「私たちKeiroは、デイ・プログラムを立ち上げることの難しさを認識しており、当プログラムの成功のために揺るぎないコミットメントを貫いてくださったエグゼクティブ・ディレクターのパール・オオミヤ氏と理事長のティム・イタタニ氏に感謝しています。高齢者が食事を共にし、安全で交流の場をはぐくめる環境を提供すると同時に、家族にも安心を与え、介護から解放される時間を作ることを実現出来た、このESGVJCCとのパートナーシップはパーフェクトなコラボレーションの例と言えます。私たちはClubGenkiのサポートを継続し、これが他のコミュニティセンターの将来のモデルとして活用されることを期待しています。」(Keiro代表兼CEO、ベバリ・イトウ)
「当時私が長時間働いていたこともあり、父は年をとってから、一日中一人で家にいることが多くなりました。私はいつも、父が一人で同じテレビ番組を見ていることに罪悪感を感じていました。ClubGenkiを通して高齢者に食事や活動、社会交流を提供することで、高齢者は独りではなく、コミュニティーに貢献するアクティブなメンバーであり続けられるようサポートできるのです。」(ESGVJCC理事長、ティム・イタタニ)
ClubGenkiについての詳細、お申込はこちらから:esgvjcc.org/senior-adult-day-program/
Keiroについて
Keiroは1961年に創設され、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラカウンティにおける日系コミュニティの高齢者とその介護者の生活の質の向上に専心している。Keiroは、高齢化が進むコミュニティの変化するニーズに応えるため、文化に配慮した幅広いプログラムやリソースを日英両語で提供している。この理念を推進し続けるべく、人を中心とした革新的で協同的な取り組みを実践している。
East San Gabriel Valley Japanese Community Centerについて
East San Gabriel Valley Japanese Community Center(ESGVJCC)は、日系アメリカ人特有の文化遺産を育くみ・保存しながら、社会福祉、芸術、娯楽、教育等のプログラムを通じてコミュニティに貢献することを目的とする非営利団体。