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2020~2021年のKeiro助成金プログラム受領団体の皆様、おめでとうございます。Keiroは受領された32団体の皆様と共に日系コミュニティの高齢者及び介護者の社会的孤立を軽減させることに取り組めることをとてもうれしく思います。今回は、パンデミックに対応するべく、孤立する高齢者と介護者に支援の手を差し伸べるアウトリーチ活動に注力するプログラムが優先されました。

(受領団体はアルファベット順に並んでいます)

セリトス・バプテスト教会(Cerritos Baptist Churchは、多くの日系アメリカ人の高齢者と介護者が集まる教会です。CBCでは高齢者及び介護者の信徒へ様々な活動やフェローシップを提供しています。

  • Keiroからの助成金は、社会的に最も弱い立場の高齢者信徒のためのアウトリーチ活動を支援します。この取り組みには、お弁当の配達、玄関先への訪問、そして技術サポートのプログラムが含まれます。

コンティニュイング・エデュケーション・フォー・ニッケイ・ウィドウド・インク(Continuing Education for the Nikkei Widowed, Inc.は配偶者に先立たれた日系アメリカ人及び日本人の高齢者を支援しています。95%以上のメンバーが80歳以上のこのグループではパンデミック前まで毎月集会を実施し、教育の機会を提供していました。

  • Keiroからの助成金で、CENWは配偶者に先立たれたメンバー向けのプログラムによるサポートを継続することができます。在宅を余儀なくされて孤立しがちなこの時期に、ニュースレター、その他の活動を通じてメンバーとのつながりを保ちます。

イースト・サンゲーブルバレー日系コミュニティセンター(East San Gabriel Valley Japanese Community Centerは1961年以来日系文化と歴史を発信するため様々なプログラムやサービスを提供しています。その中でも「シニア・ウェルネス・プログラム」では高齢者のメンバー向けに栄養のある昼食、運動、教育や社交の場を提供しています。(現在はバーチャル)

  • Keiroからの助成金によってESGVJCCはサンゲーブル・バレー在住の高齢者向けの「シニア・ウェルネス・プログラム(Senior Wellness Program)」を、週に1回の昼食配布(Grab-and-go)とオンラインプログラムを通じて継続することができます。
ESGVJCC’s Bento Pickup

フェイス・ユナイテッド・メソジスト教会(Faith United Methodist Church )は60年以上にわたってコミュニティで活動してきました。コミュニティにいる高齢者と介護者をサポートする様々なグループが所属しています。

  • Keiroからの支援によって、FUMCでは、毎週の食事プログラムにおいて、地元コミュニティにいる孤立した高齢者に弁当配達サービスを提供することが可能になります。

第一長老教会アルタデナFirst Presbyterian Church Altadena は100年以上前に設立され、主に日系アメリカ人高齢者の信徒に奉仕しています。

  • Keiroからの助成金によって、FPC AltadenaはiPadのトレーニングコースを構成・実施することが可能になり、テクノロジーの活用で、メンバーが当教会や他のメンバーとのつながりを保てるようになります。

ガーデナ平原日系文化会館(Gardena Valley Japanese Cultural Institute ではあらゆる年齢層向けの教育的、社交的、文化的なプログラムを、サウスベイの日系アメリカ人および日本人コミュニティに50年以上提供してきました。一週間を通して様々なプログラムを提供し、現在はオンラインクラスを提供しています。

  • Keiroからの助成金によって、GVJCIは毎月食事を提供するフードバンク・プログラムを継続し、同時に文化に配慮した品目、地域コミュニティの情報を、提供することが可能になります。

ゴー・フォー・ブローク全米教育センター(Go For Broke National Education Center は、第二次世界大戦に従軍した日系アメリカ人の退役軍人の事を学ぶ機会を提供し、その重要な体験を人々に伝えています。GFBNECは高齢化しつつある第二次世界大戦の退役軍人を対象とした毎月のオンラインで集まりや年次行事を開催することで、同センターが継続している活動に高齢の退役軍人が参加し続けられるようにしています。

  • Keiroからの助成金によって、GFBNECは月に1回のオンラインミーティングに参加するための支援と、高齢の復員軍人やその家族へのスタッフや食事のサポートを通じて、メンバーとのつながりを保つことが可能になります。

南加キリスト教教会連合Japanese Christian Church Federation of Southern Californiaでは南カリフォルニアで日本語のプログラムを提供する様々な教会と聖職者のつながりを目的として設立されました。JCCFSCでは過去45年間、毎月旧Keiro施設にて、居住者のために日本語による礼拝を毎月執り行ってきました。

  • Keiro の助成金によって、印刷及びオンラインでの発行物を介して礼拝の内容やメッセージを伝えることで、宗教的な面での支援という日本語を話すコミュニティにとって重要なニーズに引き続き答えることが可能となります。

高齢者昼食会(Little Tokyo Nutrition Services: LTNSは過去40年にわたり、温かい和食ランチと社会福祉サービスを、リトル東京に住む高齢者と周辺地域に住む家から出られない高齢者に提供してきました。現在LTNSは週に5回高齢者の自宅へ配送しています。

  • Keiroからの助成金は、週に5日130食を配達するために必要な個人用保護具(PPE)の資金を供給するのに役立ちます。また、新たな備品を購入し、スタッフ研修を実施し、食事を届けた先の人々の安否を見守る仕組みづくりが可能になります。

ロングビーチ仏教会(Long Beach Buddhist Church (LBBC) )は仏陀の教えを広めること、そして地元コミュニティで建設的な活動をする団体として奉仕することに献身しています。創立メンバーの伝統を称え、継承され、そして仏教が生き方の一つとして受け継がれていくようサービスと活動を提供することに取り組んでいます。

  • Keiroからの助成金によって、LBBCは、多角的なアプローチを通じて家から出られないメンバーに支援の手を差し伸べるアウトリーチ活動を行えます。支援物資を入れたケアパッケージの配達、ニュースレター、直接対面してのアウトリーチ活動が含まれ、家から出られない高齢者がコミュニティの中で強いつながりを確実に維持できるよう支援します。

ロングビーチ日本文化センター/ロングビーチ・パイオニア・プロジェクト(Long Beach Japanese Cultural Center and Long Beach Pioneer Project )は60年以上にわたって地元の日系アメリカ人および日本人コミュニティにいる高齢者の生活の質を向上させるために尽力してきました。

  • Keiroからの助成金は、LBJCCが現在週に2回のペースで30人以上に提供している昼食プログラムをサポートするのに役立ちます。また、食事を受け取る人々へ定期的に電話をかけることで、社会的な交流も維持します。

ロサンゼルス・ホーリネス教会(Los Angeles Holiness Churchは、1921年に設立され、様々な世代の英語を話す信徒と日本語を話す信徒の両方を支援しています。高齢化する信徒に対し、同教会ではシニア・ミニストリーや介護者支援グループを通じて宗教的、社会的、精神的、身体的支援を高齢者及び介護者に提供しています。

  • Keiroからの助成金によって、LAHCはシニアミニストリー(Senior Ministry)のグループと介護者支援(Caregiver Support)グループへの支援を続けられます。これらの高齢者向けデリバリープログラムは現在、介護者と教会の教徒が行っており、高齢者とコミュニティの結び付きを保っています。

本派本願寺羅府別院(Los Angeles Hompa Hongwanji Buddhist Temple は1905年以来日系アメリカ人および日本人の家族のために宗教的、精神的なサービスを毎週提供してきました。現在、法要は信徒向けにバーチャルで提供しています。

  • Keiroからの助成金は、人気がある高齢者向けの太極拳と気功のクラスに財政的に支援するのに役立ちます。これらは現在オンラインで行われています。これらのクラスは運動する機会の他社交の場も提供しています。オンラインクラスの前後に交流をする機会を設けています。

LAメンズグリークラブ(Los Angeles Mens Glee Club は、南カリフォルニアで唯一の男声合唱団として過去20年間にわたってコミュニティ内の日系アメリカ人および日本人の高齢者へコンサート活動を通じ歌声を届けてきました。

  • Keiroからの助成金は、LAMGCの業務全般の支援に使われ、メンバーがZoomを利用して毎週オンラインで集まって練習を続けていくことができます。

真鼓音(Makoto Taiko はパサデナに本拠を置く非営利の芸術団体で、音楽的、身体的、精神的な訓練法として和太鼓を教えています。

  • Keiroからの助成金によって、Makoto Taikoは、孤立リスクがある高齢者向けの教育とアウトリーチ活動の両方を考えた高齢者専用のプログラムを開発できます。このプログラムは太鼓を通じて人とつながりを持てる場を作り、コミュニティ内の高齢者を支援するものです。

ミッション・バレーフリー・メソジスト教会(Mission Valley Free Methodist Church は、人と人とを結びつけること、そして助けの必要な人々に手を差し伸べることに尽力し、愛されるコミュニティとなることを目指しています。信徒の約30%近くが65歳以上です。

  • Keiroからの支援によってMVFMCは高齢者が参加する月に1回の昼食配布プログラムを継続することができます。このプログラムを通じて、ニュースレターやその他の教育的な資料もメンバーに提供します。

ミューチュアル・ミニストリーズ・オブ・キリスト教会・アンド・セント・アンドリュース(Mutual Ministries Christ Church & St. Andrews)はレドンドビーチとトーランスのコミュニティのために活動しています。地域の日本語を話すコミュニティに支援の手を差し伸べるべく、地元コミュニティを団結させると共に、社交的な交流の機会を作るプログラムを提供しています。

  • Keiroからの助成金によって、Mutual Ministriesは人とつながる手段として、テクノロジーを利用したクラスや通訳翻訳サービスをリドンドビーチとトーランスの日本語話者コミュニティに提供することができます。

OPICA アダルト・デイプログラム・アンド・カウンセリング・センター(OPICA Adult Day Program and Counseling Center は記憶障害がある高齢者とその家族を支援しています。特に日系アメリカ人と日本人の高齢者に特化したプログラムが含まれており、現在はそれらをオンラインで提供しています。 Keiroからの助成金によって、OPICAは地元の日本人コミュニティの団体に対するアウトリーチ活動に集中するスタッフ1名確保することができます。オンラインで提供できるサービスを、コミュニティにいる誰もが共有できるようになります。

オレンジ郡仏教会(Orange County Buddhist Churchは、幅広い年齢層の家族や何百もの高齢者に様々なイベントやプログラムを提供しています。

  • Keiroからの支援によって、家から出られない高齢者にボランティアが月に2回食事を届ける「Tomodachi Bento Program」を継続することができます。ボランティアは弁当を受け取る人々と会話し、社交の場を提供する重要な役割を果たし、地元コミュニティのメンバーとつながりを維持できるように手助けをします。

オレンジ・カウンティ・フレンドシップ・クワイア(Orange County Friendship Choir)、2009年に設立された日本人合唱団で、65歳以上の高齢者が主なメンバーです。OCFCのミッションは歌を通じ、様々なコーラスグループやお客さんと友情をはぐくみ、オレンジカウンティに住む日系アメリカ人および日本人の高齢者の生活の質の向上に努めます。

  • Keiroからの助成金によって、OCFCのメンバーがオンラインの練習を通じてつながりを維持できると同時に、合唱団の高齢メンバーもグループで活動を続けられるようになります。
zoom gathering ocfc
choir practice for OCFC

オレンジ郡日系協会(Orange County Japanese American Association)は、特にオレンジカウンティの日本語を話すコミュニティを中心に年間1500人を超える人々にサービスを提供しています。バーチャルでのイベント、プログラム、健康セミナーなどを通じ、様々な社会福祉サービスや日本文化に関連したアクティビティを提供しています。

  • Keiroからの支援によって、OCJAAは介護者支援グループ、技術的な支援、そしてメンバー同士がつながり続けるために効果的なテクノロジーを学ぶトレーニングなどを通じて、オレンジ郡地域にいる日本語を話す高齢者に対する奉仕を続けられます。

オックスナード仏教会(Oxnard Buddhist Temple: OBTは100人を超える高齢者を対象として、日本文化に配慮したサービス、セミナー、カンファレンスを通じて高齢の信徒を支援しています。OBTは1929年に設立して以来、ベンチュラ郡の日系アメリカ人および日本人コミュニティに奉仕する数少ない団体の1つであり続けています。

  • OBTはKeiroからの助成金を、社交ホール(Social Hall)のトイレの改修に役立てます。これによって直接会うことが可能になった時に、対面で行うアクティビティを安全に行えるようになります。また、助成金は、2021年の「高齢者サポートプログラム(Support for Seniors Program)」を支援し、高齢者と他の信徒との関わりを作る様々なイベントにも使われます。

パサデナ仏教会(Pasadena Buddhist Temple (PBT)) は信徒の心の拠り所として、そして地元コミュニティの文化的、社交的、およびその他のイベントを行う集いの場として、60年以上コミュニティに奉仕してきました。

  • Keiroからの助成金によって、PBTは家から出られないメンバーにケアパッケージを配達し、また、Pasadena Nikkei Seniorsグループの昼食もサポートすることが可能になります。

パサデナ・ニッケイ・シニアーズ (Pasadena Nikkei Seniors)は、すべてボランティアで運営されているグループとして、日系アメリカ人および日本人の高齢者の生活の質を高め、快適な交流の場を提供するために設立されました。PNSでは身体的および精神的健康を啓発するようなイベントや交流会などを開催しています。二世と三世が一緒に楽しめ、交流を深められる月次のランチや遠足に現在約70名近くが参加しています。

  • Keiroからの助成金は、PNSが月に2回実施している地元の高齢者向け昼食プログラム及び、増加しつつある会員向けの将来の昼食会も一部支援します。

さくらコーラス(Sakura Chorus)は、1982年に女性のコーラスグループとして誕生し、以来ロサンゼルスのサウスベイ地域で演奏を行っているほか、旧Keiro施設居住者のためのコンサートも継続して開催しています。さくらコーラスはこの地域で最も歴史のあるコーラスグループです。

  • Keiroからの助成金によって、Sakura Chorusはメンバーが一人も欠くことなく、毎週のオンライン練習を継続し、メンバーとグループのつながりを保つことができます。

ロサンゼルス合同キリスト教会(Union Church of Los Angeles は、1982年以来地元コミュニティのために「パーキンソン病支援(Parkinson’s Support)」グループへのサービス支援を行ってきました。Union Churchのミッションと並行して、「ギブ・アーバン・ファームズ(Give Urban Farms)」グループは都市農業イニシアチブを通じて地域の緑化を進め、より健康的でより持続可能な都市に改善する手助けをしたいと考えています。

  • Keiroからの助成金は、Union Churchの「パーキンソン病支援」グループの活動のために使われます。また、安全になった時点で、社交の場も兼ねた地元リトル東京の住民向けの「ギブ・アーバン・ファームズ」の芸術プログラムを再開するためにもつかわれます。

ベニス本願寺別院Venice Hongwanji Buddhist Temple (VHBT) )は浄土真宗仏教の教えを広めて理解を深めるために、50年以上前に設立されました。VHBTは高齢化しつつある信徒のニーズに応える多数のプログラムを提供しています。

  • Keiroからの助成金によって、VHBTは高齢化が進む信徒に毎月、ケアパッケージを配達することができます。助成金は、信徒の介護者も支援し、更にオンラインで信徒にサービスを提供するための視聴覚機材をVHBTが購入するためにも役立てられます。

ベニス日系コミュニティセンター(Venice Japanese Community Centerは100年近ほど前に設立され、日系および日本文化を保存、発信、振興させるというミッションを今も持ち続けています。センターでは、幅広い年齢向けの様々な催しを提供しています。特に高齢者が多く集う場所です。

  • Keiroからの助成金は、VJCCが「シニア・ウェルネス・プログラム(Senior Wellness Program)」をオンラインで開催し、適切なプログラムと教育の機会を信徒に提供するのに役立てられます。また、助成金によってメンバーへのアウトリーチ活動を兼ねた社会的なつながり作りを目的にしたプログラムを提供することも可能になります。

ビジュアル・コミュニケーションズ・メディア(Visual Communications Mediaは、コミュニティに根ざした、メディア・アートのNPO法人です。リトル東京の高齢者のコミュニティ向けに、「デジタル・ヒストリーズ・映像作成」プログラムを提供しています。このプログラムは高齢者が自身の人生経験をクリエイティブな形で共有する機会のみならず、一緒にオンラインで会話し、交流することにより一体感やコミュニティを肌で感じることが可能となります。

  • Keiroからの助成金は、「デジタル・ヒストリーズ(Digital Histories)」プログラムを支援します。これはコロナ禍に対応するためにオンライン形式に変わっています。このプログラムは、高齢の参加者がコミュニティと未来の世代に体験談を披露する機会を提供しています。

ウエスト・ロサンゼルス仏教会(West Los Angeles Buddhist Temple (WLABT) )は親鸞聖人の教えを崇めるために集まる人々のコミュニティです。メンバーは智慧と慈悲を分かち合い、誰もが満ち足りた心で生きられる社会の実現を目指して努力しています。

  • Keiroからの助成金によって、WLABTは昼食のお弁当を定期的にメンバーに届けられるようになります。また、高齢のメンバーが仏教会とつながりを保てるよう、法要などをより利用しやすい方法で見ることができる技術を提供することにも役立てられます。

曹洞宗禅宗寺 (Zenshuji Soto Mission) は、1922年に開設され、宗教的な支援及び定期的なプログラムを通じて日系アメリカ人および日本人コミュニティを支援してきました。高齢化する信徒のため、新たなアクティビティの開発を続けています。

  • Keiroからの助成金は、Zenshujiがオンラインでの「禅エアロビクス(Zen Aerobics)」クラスを継続させ、メンバー同士のつながりを維持することに役立てられます。また、ケアパッケージ作り、プログラム参加者向けの教育的な資料にも助成金が使われます。

善徳・ファウンデーション(Zentoku Foundation は、日系アメリカ人の文化とコミュニティを、感動する物語や思い出を通じて読者に紹介しています。過去、現在両方の体験談と日本文化の伝統を集め、共有することにより、コミュニティに勇気を与えたいと願っています。

  • Zentoku Foundationは日系アメリカ人の経験をコミュニティと共有する支援を行っています。そのためKeiroからの助成金は、コミュニティの高齢者へ伝えるための支援に利用されます。