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illustration of a stressed woman

この記事に登場する人物の名前は、プライバシー保護のため変更しています。

多くの人が、周囲には見えない重荷を抱えながら生活しており、日々の忙しさの中で、その苦しみの多くが表に現れないままになっています。一人ひとりに目を向けると、住まいに関する不安、病気、愛する人との別れによる悲しみ、孤独感、仕事による疲れ、家族関係の悩み、そして将来への不安など、さまざまなストレスや困難と向き合いながら生活していることが見えてきます。

私たちは、ストレスを一人で抱え込み、自分だけで解決しようとしてしまうことがあります。しかし、そうした悩みや重圧は、決して特別なものではなく、多くの人が経験しているものです。ただ、それについて語られる機会が少ないだけなのかもしれません。ヒロコさんは、ご自身が直面してきたさまざまな困難と、その中で生活の質を向上させるために取り組んできたことについて、率直に語ってくださいました。

1人で困難に立ち向かう

ヒロコさんは長年にわたり、発達障がいのある娘さんを育てながら、結婚生活の中でさまざまな困難と向き合ってきました。夫と娘のことを常に優先し、自分のことは後回しにしながら、多くの責任を1人で背負うようになっていったといいます。そうした日々の中で、自分自身にとって必要なことに目を向ける余裕もないまま時間が過ぎ、助けを求めることさえ後回しにしてきたことに気づきました。また、友人には自分の置かれている状況を相談できないと感じていました。「こうした問題を1人で抱え込んでいると、一日中そのことが頭から離れず、気持ちがどんどん沈んでしまうんです」と、ヒロコさんは当時を振り返ります。

ヒロコさんは、自分が抱えている問題の答えは、実は自分自身の中にあるのかもしれないと思うようになりました。そして、一度立ち止まって自分にとって本当に必要なものは何かを見つめ直し、人生のさまざまな困難に向き合うための知識と経験のある専門家に相談する必要があると考えました。リトル東京サービスセンター(LTSC)の存在を友人から聞き、ヒロコさんは電話をかける決心をしました。

一年のカウンセリングを経て

ヒロコさんがLTSCに連絡してから一年以上が経ちました。振り返ると、カウンセリングとKeiroとLTSCのパートナーシップによって受けたサポートは、自分にとって大きな支えになったと感じています。「心の中には、たくさんの想いや悩みが積み重なっていくものです。でも、自分の状況を理解してくれる人に話を聞いてもらうことで、考えや気持ちを整理できるようになりました。カウンセリングのおかげで、気持ちが軽くなり、前向きになれたと感じています。また、カウンセリングの時間は、自分自身のための大切な時間でもありました。その後は、夫とも以前より落ち着いて話ができるようになり、娘の不安定な気持ちや行動上の課題も和らいできました。」

two people sitting on couches across from each other while one is writing on a clipboard

ヒロコさんは、LTSCのカウンセラーと過ごす時間が、これまで後回しにしてきた自分自身を大切にするための時間であることに気づきました。また、カウンセリングを通して、周囲の人たちを安心させようと、自分の本当の気持ちを隠し、無理に明るく振る舞ってきたことにも気づくことができました。

ヒロコさんは次のように話します。「もし日本語で相談したいと思っている方がいらっしゃるなら、このKeiroとリトル東京サービスセンターとのパートナーシップによるカウンセリングをぜひ活用していただきたいと思います。私自身、日本語で話すことで自分の気持ちや考えを整理しやすくなり、それを言葉にして伝えることもできました。そして、LTSCが提供する支援の素晴らしさを実感しました。何よりも、自分の気持ちに耳を傾け、自分自身を大切にする時間を持ってほしいと思います。」

2017年から、KeiroとLTSCのパートナーシップは日系アメリカ人および日本人の高齢者とその介護者の皆さまを対象に、日本語と英語によるメンタルヘルスカウンセリングおよびケースマネジメントサービスを提供しています。パートナーシップの詳細やお申し込み方法については、 keiro.org/ltsc-partnershipをご覧ください。