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How Will the Affordable Care Act Impact Me as a Milennial or Generation Z? (日本語)

オバマケア:若者への影響

ヘルスケアというと高齢者と関連付けてしまいがちですが、若い世代の人たちにとっても重要な事柄です。最新の調査の結果では、19から30歳までの世代の4人にひとりは健康保険に加入していないということです。さらに、インフルエンザ予防接種やワクチンなどの基本的な医療も保障しない、最低限の保険プランしか持たない若者が大勢いるのです。新しく導入されるオバマケア(Affordable Cara ActまたはACA)は、このような状況を改善するべく、医療の質の向上とその費用の低減を目的に、国民の全員が健康保険に加入することを義務付け、違反者には罰金を課すことを定めています。この「Individual Mandate(個人強制保険)」と呼ばれる政策は、多くの若いアメリカ人に、「医療保険プランを買うのと、保険を買わずに罰金を払うことのどちらが費用効果が高いのか」という疑問を投げかけます。ACAと個人強制保険制度については、若者にはどのような選択肢と利点があるのかを分析する様々な意見がありますが、それらを詳しく見てみましょう。

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オバマケア(Affordable Care Act)ってなに?

2010年にオバマ大統領によって、オバマケアとも呼ばれる「患者擁護および医療費負担適正化法(Patient Protection and Affordable Care Act)」が法制化されました。これは米国政府による同国の医療保険制度の改革を意味します。現在、1人当たりの医療出費額が最も高いのはアメリカです。つまり、アメリカは、国民1人に対して、毎年、世界中のどの国よりも多くの費用を費やしているということが言えます。こんなにも多くの金融資源が医療費に費やされる一方で、アメリカの医療の質は多くの先進国のそれより劣っており、国民全体が医療の恩恵を受けているとは言えない状態です。ACAはこのギャップを埋めるべく、個人の健康を改善していくことで国民全体の健康の改善と費用の低減を目指します。

どんな選択肢があるのでしょう?

この法律によって、2014年1月から、全国民がなんらかの健康保険に加入することが義務付けられます。これによって、健康保険に加入するか、あるいは、加入せずに罰金を払うか、どちらかを選択しなくてはなりません。

健康保険に加入するとした場合、個人プラン加入、政府提供プラン加入、または雇用者提供プラン加入の3つの選択肢があります。若い年代の人は、このようなACA 施行以前には存在しなかった新しいプランに加入することができます。

  1. 親の健康保険による保障: 法律により、26歳までは親の健康保険によって保障されることができます。現に、約54%の若年層がこのオプションを維持すると言っています。(2)
  2. 雇用者が提供する健康保険に加入: 2015年1月より、フルタイムの従業員が50人以上の会社には、その社員に健康保険を提供することが義務付けられ、違反した場合は罰金が課せられるようになります。しかし、50人以下の会社の場合はこれが当てはまらず、罰金もありません。従って、勤務先に保険について詳しく問い合わせるようにしましょう。
  3. Health Insurance Exchangesでプランを探す: Health Insurance Exchangesとは、様々な保険プランとその保障内容を比較できるサービスで、政府によって運営されています。ところが、若年層の27%しかこのサービスを知らないのです。Health Insurance Exchangesを利用すれば、良質の民間の保険プランに低価格で加入することができます。 カリフォルニア州はこのサービスを Covered California と呼び、2013年10月1日より加入を受け付けます。健康保険に加入せずに、何の保障もないままでいることもできますが、その場合には、その場合には罰金が課せられ、その金額は年を経るにつれて以下のように増加します。
    • 2014年: 保険未加入の成人ひとりにつき$95 (一世帯につきその上限は$285)または全収入から課税対象になる収入の最低限を差し引いた額の1%
    • 2015年: 保険未加入の成人ひとりにつき$325 (一世帯につきその上限は$975)またはまたは全収入から課税対象になる収入の最低限を差し引いた額の2%
    • 2016年: 保険未加入の成人ひとりにつき$695 (一世帯につきその上限は$2085)またはまたは全収入から課税対象になる収入の最低限を差し引いた額の2%
    • 18歳未満の人の罰金は上記の半額

18歳から30歳の若者の1千9百万人が、健康保険に加入しておらず、その理由は費用、ライフスタイル、あるいは保険プランが複雑で難しすぎるなど様々です。事実、若者の多くは健康保険に加入せずに、罰金を払う方に惹かれているようです。なぜなら、保険に加入した場合の年間の掛け金が、加入しなかった場合の罰金をはるかに上回るからです。さらに、少なくとも論理上は若い人は高齢者よりも健康面での問題が少ないということも、若い世代が健康保険に加入しない傾向を強めているようです。

費用はどのようになるのでしょう?

ACAは品質の高い健康保険を比較的安価に提供することを目的としています。保険プランは掛け金の低いものから順にブロンズ、シルバー、ゴールド、それにプラチナの4種類があります。それぞれのプランの保障内容は同じですが、個人負担額が異なります(ブロンズから順に60%、70%、80%、90%)。そして、個人負担最高額もプランによって異なります。

アメリカ政府は所得の低い人でも保険に加入できるように、税金の免除や費用負担交付金などのプログラムを用意しています。収入が、政府の基準による法定貧困レベルの138%から400%までの範囲に当てはまる場合は、税額控除が受けられ、その分をCovered Californiaが直接保険会社に掛け金として支払います。また、法定貧困レベルの250%以下に値する場合は、Cost Sharing Subsidiesというプログラムを通して、実際の医療にかかる自己負担額が軽減されます。法定貧困レベルの138%以下の所得者にはMedicaid (Medi-Cal) を受ける資格が与えられます。最近の調査によりますと、若い成人層の 82%が保険を購入する際にこのような補助を受ける資格があることが発表されています。

ACAはまた性別による保険掛け金の格差をなくすことも目的にしています。女性が保険による医療サービスを受ける率が男性より高いことから、今までは掛け金も通常女性の方が高かったのです。

しかし、これだけ政府が援助をしても、健康保険に加入できない人々が存在すると唱える人は少なくはありません。すべてのプランがある一定の保障内容を提供することが義務付けられた今、保障内容が多くなったため、保険プランの質は高まったといえるでしょう。全体の標準が高まったために、かつて安値で加入できた最低限のプランは廃止されました。そして、新しい最低限のプラン(ブロンズ)は以前のそれよりも保障内容が拡大されており、それゆえ、掛け金も高くなりました。

同様に、保険加入人口の年齢層が変わることで、青年層へ保険にかかる費用が高まります。通常、高齢者層の方が青年層に比べて保険を使う率が高いので、保険業界では「構成年齢割合、Age Band Ratio」というコンセプトを採用し、高齢者層の支払う金額が、青年層の支払額に比べて、一定の割合を超えないような仕組みになっています。現在、多くの州が5:1のAge Band Ratio、つまり、「中高年層の支払う金額は青年層の支払額の5倍を超えない」を採用しています。しかし、ACAはその割合を3:1に変え、結果として青年層の支払う金額が飛躍的に増加することになるのです。

ACAによって、何が保障されますか?

米国の健康保険の質を全体的に向上させるために、ACAは基本的な健康保険プランで保障されるサービスの標準を全国規模で設定します。ここで大切なのは、ACAはどの健康保険プランも すべての国民を対象とすることとし、既存の疾患、性別、年齢等で保険加入の差別をしてはならないと決めていることです。以下にすべての保険プランに含まれるサービスをリストします。

  • 外来患者介護サービス Ambulatory patient services
  • 緊急サービス Emergency services
  • 入院 Hospitalization
  • 出産および新生児のケア Maternity and newborn care
  • 処方薬 Prescription drugs
  • リハビリサービスおよび器具 Rehabilitative and habilitative services and devices
  • 各種医療テストにかかわるサービス Laboratory services
  • 予防治療、健康維持相談 Preventative and wellness services
    • 食事療法相談 Diet counseling
    • HIV検診 HIV screening
    • 各種予防接種 Immunization vaccines
  • 慢性疾患治療管理 Chronic disease management
  • 小児科サービス Pediatric services

より詳しい情報を得るには?

American Public Health Association 米国公衆衛生協会
www.apha.org

Covered California
www.coveredca.com

HealthCare.gov
www.healthcare.gov

Medicaid.gov メディケア
www.medicaid.gov

U.S. Department of Health & Human Services 米国保険社会福祉庁
www.hhs.gov

出典:

1) Ariosto, D. (2013). Pro and cons of health care reform. Retrieved from www.californiaexchangeplans.com

2) CaliforniaHealthline. (2013). Many young adults eligible for ACA coverage subsidies, study says. http://www.californiahealthline.org/articles/2013/8/21/many-young-adults-eligible-for-aca-coverage-subsidies-study-says